理事長 高橋一行(武蔵野大学)

理事長より                                                  

 

 全国大学音楽教育学会のホームページへアクセスしていただいてありがとうございます。
 2011年東北大震災では多くの犠牲者を出し、少しずつ復興の兆しが見え始めている今日、4月14日に熊本地震が発生し、多くの被害が出ています。被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
 さて本学会は、北海道、東北、関東、中部、関西、中・四国、九州の7地区の大学・短期大学、専門学校で音楽教育に携わる教員によって組織されています。(会員数約480名)
 学会の魁となったのは、1983年に中部地区と関西地区の大学・短期大学等の教員養成校教員による音楽教育のあり方に関する研究会です。これが全国規模の組織に発展し、1985年に全国大学音楽教育学会として第1回の全国大会が開催されました。以降、7地区回り持ちで毎年全国大会が開催されており、一昨年度は“創立30周年を迎え、昨年は“第31回全国大会≪下関大会≫”が開催されました。
 学会の研究は当初、保・幼・小の指導者養成に関わる音楽教育が中心でしたが、近年の短大四年制化や学部改組等によって会員の研究領域が広がってきました。それにつれて中・高校の音楽教員養成に関する研究も徐々に加わって参り、地区学会や全国大会の場では音楽教育全般に亘る内容の研究が発表されています。
 本学会の大きな特徴は、毎年開催される全国大会とは別に、7地区それぞれ独自のテーマのもとに年間1〜3回の研究会がもたれていることです。また、各地区開催の研究会には所属地区の会員のみならず、他地区の会員も研究発表の申し込みができる仕組みになっていることです。地区の枠を超えた研究では、他地区会員同士の親睦を深めるとともに、連携研究を通した養成側としての更なる音楽教育のあり方を追求することに繋がっています。
 学会の研究集録としての紀要は、1990年に第1号を創刊しました。その後、投稿規定の整備やレフェリー制の導入によって年々充実した内容になり、昨年3月には第26号(創立30周年記念誌と合併)を刊行しました。このような取り組みを重ねる中で、本学会は平成19年に日本学術会議協力学術研究団体としての指定(2007年11月22日付)を受けました。
 また、節目の周年事業として、創立10年目には全国の同人編纂による「幼児音楽教育ハンドブック」を発刊しました。更に20周年の事業では、全国の会員総力を挙げて取り組んだ“童謡・唱歌”に関する調査・研究をまとめ、「明日へ歌い継ぐ・子どもの歌〜唱歌・童謡140年の歩み」を刊行しました。この歌集は2014年度≪第44回・日本童謡賞≫の特別賞を受賞しました。
 本年度は、8月27、28の両日に第32回全国大会≪鹿児島大会≫が開催されることになっています。
 本学会の取り組みに賛同される先生方は、是非とも入会頂きますよう、会員一同お待ち申し上げております。

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