理事長 高橋一行(武蔵野大学)

理事長より                                                  

 

 全国大学音楽教育学会のホームページにアクセスしていただいてありがとうございます。
 音楽教育現場の先生方はご存じとは思いますが、2017年(平成29年)教育要領、保育所保育指針の改訂が示されました。2019年(平成31年)には、実際に授業内容の変更と追記が求められ、今後においても教育研究者として研究業績が必要とされています。
 さて、本学会は、北海道、東北、関東、中部、関西、中・四国、九州の7地区の大学・短期大学、専門学校で音楽教育に携わる教員によって組織されています。(現在480名)
学会の魁となったのは、1983年に中部地区と関西地区の大学・短期大学の教員養成校による音楽教育のあり方に関する研究会です。これが全国規模の組織に発展し、1985年に第1回全国大会が開催されました。以降、7地区交代制で全国大会が開催されています。昨年は、第33回全国大会《岐阜大会》が開催され、今年は第34回全国大会《仙台大会》が開催されます。
 学会の研究は、保・幼・小の指導者養成に関わる音楽教育が中心ですが、近年は、短大の4年制化や学部改組等によって研究領域も広がってきました。それにつれて中・高校教員養成全般に関する研究も徐々にではありますが加わり、地区学会や全国大会の場では、音楽教育全般に亘る内容の研究が発表されています。
 本学会の大きな特徴は、毎年開催される全国大会とは別に、7地区それぞれ独自のテーマをもとに年間1〜3回の研究発表が持たれていることです。各地区開催の研究会には、所属地区の会員のみならず、他地区の会員も研究発表ができる仕組みになっていることです。発表の場が多いことは、教育研究者として大きなメリットと言えるでしょう。また、地区の枠を超えた研究では、他地区会員同士の親睦を深めるとともに、連携研究を通した養成側としてさらなる音楽教育のあり方を追求することに繋がっています。
 学会研究収録としての紀要は1990年に第1号を創刊し、2015年3月には、第26号(創立30周年記念誌と合併)を刊行しました。このような取り組みを重ねる中で、本学会は、平成19年に日本学術会議協力研究団体として指定(2007年11月22日付)を受けました。
 また、本学会の節目の周年事業として、創立10周年には、「幼児教育ハンドブック」を発刊し、さらに20周年の事業では、全国の会員総力をあげ「童謡・唱歌」に関する調査研究をまとめ、2013年「明日へ歌い継ぐ・日本の子どもの歌〜唱歌・童謡140周年の歩み」を刊行しました。この歌集は2014年度《第44回・日本童謡賞》の特別賞を受賞しました。
 本年度は、8月24、25日の両日に第34回全国大会《仙台大会》が開催されることになっています。基調講演 川島隆太教授(東北大学加齢医学研究所 所長)「脳科学から見た子どもの脳の育み方」、特別講演、シンポジウム、研究発表などが企画されています。
 本学会の取り組みに賛同される先生方、これから音楽教育を目指そうと思う方は、是非ともご入会頂きますよう、会員一同お待ち申し上げています。

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